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窓を複層ガラスや二重サッシにして断熱性を高めるようにしましょう

複層ガラス。

 暖房を削減するもっとも効果的な方法は、家そのものの断熱性能をあげることです。熱が逃げなければ、暖房をせずにも暖かい状態のままです。暖房が必要なのは、熱が家から逃げてしまっているためです。

 ではどこから熱が多く逃げるかといえば、大きな割合を占めているのが「窓」や「サッシ」です。薄いガラス1枚しかありませんので、熱が逃げやすくなっています。

 しっかり対策をしようとするなら、工務店に頼んで、窓やサッシを複層ガラス(ペアガラス)のものに付け替えることがおすすめです。サッシを二重にするという対応もあります。

 東北地方や北海道など寒い地域では、こうした対応がなされてきましたが、関東以西の比較的暖かい地域でも、効果的です。

複層ガラスの導入。うちエコロジック検証WG報告書(2013)、総務省平成20年住宅・土地統計調査

 窓がしっかり断熱されると、暖房をあまりしなくても暖かいだけでなく、窓に露がつきにくくなるというメリットもあります。

 なお夏場の効果は限られます。特別の加工がされたもの以外日射を遮る機能はあまりなく、すだれやカーテンなどと併用してください。なお、昼間に在宅している場合には、通常室温のほうが低いため、しっかり閉めきることで冷房負荷を下げることにつながります。

資料:うちエコロジック検証WG報告書(2013)、総務省平成20年住宅・土地統計調査より作成

 効果

 家屋から熱が逃げなければ、ずっと同じ温度を維持できますので、暖房をする必要はありません。熱が逃げてしまうから、それをエネルギーを使って補うのが暖房です。暖房を使う前に、まず「熱が逃げないようにする」ことが大切です。

 家のどこから熱が逃げるかと言えば、窓からの分が48%に達するという調査結果があります(省エネルギー住宅ファクトシート)。

 また、以前からよく用いられてきたシングルガラスの窓やサッシを、二重ガラスのものに付け替えると、熱が逃げる量を半減させることができます。単純に計算すると暖房を2割以上削減する効果があります。

 暖房を2割削減できるとなると、二酸化炭素排出量で年間約170kgの削減になります。

 なお、家から熱が逃げるのは、窓だけでなく、床や天井、壁などもありますので、それぞれ最大限断熱をすると3割程度削減することは可能です。

窓からの熱の流出のシミュレーション

 窓の断熱をすると、熱の逃げる量が減り、暖かく過ごすことができます。数値流体シミュレーションで、窓の断熱性能の違いにより、どのように室温が変化するのかを確認することができます。

 室内温度が違うだけでなく、窓から吹き下ろすコールドドラフトも大きく低減させることができ、快適性が向上します。

http://www.hinodeya-ecolife.com/test/cfd2015/index.php

 費用

 サッシの枠から取り替える方法や、既存のサッシを使ってガラスだけ二重にする方法など、多様な方法があります。サッシの枠のアルミ部分から逃げる熱も多いので、全てを取り替えると効果的ですが、値段がかかります。

 窓の大きさや工法にもよりますが、1m2あたり2万円〜5万円程度かかります。工務店で見積もりをとってください。

 新築の場合には、シングルガラスも複層ガラスもそれほど値段が変わらなくなってきていますので、ぜひ比較的暖かい地域でも、複層ガラスを導入してください。

 関連の取り組み

 窓だけの断熱より、E06 改築で床や壁の断熱性能を高めるほうが効果は大きくなります。また、逆にリフォームが大変だという場合には、E61 (冬)厚手で長めのカーテンを使うか、窓に断熱シート(エアクッション等)をはるだけでも、一定の省エネ効果がでてきます。

 現在ある窓・サッシをリフォームするなら、複層ガラス化するよりも、E108 リフォームで内窓をつけることのほうが効果的で、安くあがることがあります。

 導入のしかた

 まずは工務店に相談してください。比較的暖かい地域でも、複層ガラスの製品は、最近の新築住宅では導入されていることが多く、どの工務店でも対応できるかと思います。

 おすすめの家庭

 まだ複層ガラスが入っていない家庭で、暖房をよく使う家庭におすすめです。またマンションの場合には、天井や床の先も住宅ですから熱が逃げにくくなっていますので、窓を対策することの効果は大きくなります。

 コメント

  • ペアガラスの欠点 -- 2012-06-18 (月) 14:12:54


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Last-modified: 2016-10-22 (土) 18:02:39 (419d), by 有限会社ひのでやエコライフ研究所