Ecolife情報

6月のエコライフ

梅雨

 夏至を含む6月は、昼間の時間が最も長くなり、太陽は年間を通じて最も高い位置から射してきます。ただし、晴れたらの話です。

 日本の多くの場所で梅雨の季節に入ってしまうため、むしろ太陽になかなかお目にかかれない日が続きます。雨がしとしと降って湿気も増え、蒸し暑く感じたり、一方で梅雨の寒さを感じたり、外で遊べなかったり、カビが生えたり、洗濯物が乾かなかったり、少し知恵のしぼりがいがある季節です。

 しかし、雨が降らないと、田んぼや畑の水が不足して食べ物が大変になりますので、雨も恵みです。夏に出回るとれたて野菜を楽しみに、過ごしていきましょう。

 豊富な太陽の前で、晴れた日と雨の日の差が大きい、変化に富んだ面白い季節です。

洗濯ものを乾かすために

 湿度が100%になると洗濯ものは乾きませんが、雨の日でも実際には100%にはなりませんので乾く余地はあります。特に気温があがると、空気が水蒸気をより多く含むことができるので、自然と湿度は下がります。このため少しでも風を通してあげると、その分乾きます。特に風は重要で、風速が5mになると3倍よく乾く計算になります。

 2017年6月の東京の湿度をグラフにしたもので、1日の平均湿度と1日で最も低かった湿度を示し知恵ます。平均湿度では確かに95%に達する湿った日もありますが、そんな日でも一番湿度が下がる時間には80%程度まで下がっています。

東京の2017年6月の湿度のグラフ

 1日のうちで最も低い湿度を記録した時間帯をグラフにしてみました。圧倒的に昼間の時間帯の湿度が下がっています。雨が降る日でも、おおむね同じような傾向がみられます。つまり、昼間の気温があがる時間帯を上手に活用するのがポイントです。

東京の2017年6月に最低湿度を記録した時間帯のグラフ

 晴天時のようにからっからに乾くことはありませんが、乾燥機を使って生乾き程度にするくらいの効果はあります。生乾き程度になったら、あとは室内干しで仕上げましょう。扇風機で風を送って仕上げるのもGOODです。梅雨だからとあきらめずに、E17 衣類乾燥機を使わずに、天日乾燥をすることを試してみてください。なにしろ、衣類乾燥は洗濯の10倍以上もエネルギーを使ってしまいます。

 また洗濯ものを乾かすのに、ストーブをつける家庭もたまにありますが、乾燥機以上にエネルギーを使いますので、おすすめしません。ストーブを消して冷える間に、余計に部屋の湿度が高まって結露を生み出す可能性があります。

部屋の除湿

 梅雨のじめじめはあまり心地よいものではありません。

 そのための装置として、除湿機がありますし、エアコンにも除湿機能がついています。こうした機械を使うのが手っ取り早いのですが、数百ワットと家電製品の中でも消費電力が多い部類に入り、常時使っていると一部屋で月1000円近くも電気代がかかってしまいます。

 ただ住まいはうまくできているもので、室内は一定以上湿度が上がりにくくなっています。特に木造住宅であれば、壁や柱、床などが湿気を吸い取ってくれることもありますし、部屋の中にある本だなや、じゅうたんなども立派な調湿機能を果たしてくれます。外が湿度が高い場合には窓を締め切り、日中に湿度が低くなったときに風を通すことができれば、自然と室内の湿度を適度に保ってくれます。もちろん梅雨シーズの中で、晴れた日は、恵みのようなものです。E124 晴れた日中に窓をあけて風を通すことも機会を逃さないようにしてください。

 あと、室内に流れ込む湿気の多くは、風呂と台所(調理や食器洗い)で占められます。そんな湿気を出すところでは、換気扇を使って部屋に流れこないようにすることが大切です。

カビを避けるために

 建物にとって、生活する人にとっても、カビは望ましいものではありません。しかし気をゆるめていると、目につきにくいところで、いつのまにかに繁殖しているものです。

 湿度が高いから発生するものですが、除湿をするというよりは、「風通し」をよくすることに気をつけると解決につながります。

 風呂は乾くまで換気扇をつけておくことで改善します。ちなみに換気扇から空気を抜くだけですので、湯気が立つ空気を取り除くのは効果的ですが、壁面に風を送るわけではないの乾燥には時間がかかります。可能であれば、360度首振りができる扇風機などで、壁面などにまんべんなく風を送ってあげると乾きが速いのですが、だれか作ってくれないでしょうか。 

 ふとんも風通しに気をつけたいものです。押入れにすのこを1枚敷いておくだけで、風通しが大きく違ってきます。単純ですが、よく考えられた器具です。

 足にも水虫という一種のカビが生えます。靴の中を乾かしたり、なるべく素足で過ごしたり、これも風通しが重要です。

むしろ雨を楽しむ

 雨が恵みというのは、生活しているとなかなか感じにくいものです。ぜひここは、雨の恵みを感じられる装置をつけてみましょう。

 屋根に降った水は、飲むことはできませんが、それなりにきれで活用することができます。E126 雨水タンクを設置すると、トイレを流す水などに利用しましょう。1人1日で使う水の量は300リットル近くになると言われています。梅雨の時期などは、トイレの水に使い切れないくらい溜まってしまうかもしれません。

 これは都市全体としても大切なことで、昔は土に染み込んでゆっくり流れていた雨水が、都市がコンクリートで固められてしまったために、降った雨がすぐに下水や川に流れ込み、洪水を引き起こす危険が増えてしまっています。

 夏のために、野菜やグリーンカーテンの準備を

ゴーヤ

 夏野菜は、この時期から育てておく必要があります。春よりも暖かいため、種から芽がよく出てきて、すくすく育ちます。雨が降ってくれるので、水やりの心配も少ないのも、気楽なところです。

 夏に東西にある窓のE112 日射を防ぐために、ゴーヤなどつる植物を生やせて緑のカーテンを作ることができます。6月中旬までに、肥料をしっかり与えて、苗をプランターや庭に植えておきましょう。まだ6月中はかわいく育ちますが、梅雨があけるとゴーヤが乱舞します。

 トマト、きゅうり、空芯菜、ししとう、ルッコラなどもいかがでしょうか。

 エアコンは大丈夫ですか

 最後になりますが、夏の準備としてエアコンの点検をしておきましょう。15年以上使っている場合には特に安全に動くか注意してください。暑さが始まると、電気屋さんも忙しくなってなかなか来てくれないかもしれません。慌てて買わないように、E18 買い替え時に最も省エネ型のエアコンを選ぶことには十分に気をつけてください。買ってから10年間の電気消費量が、この選択によって大きく違ってきます。

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Last-modified: 2018-06-01 (金) 07:57:29 (200d), by 有限会社ひのでやエコライフ研究所