Ecolife情報

自転車発電よくある質問

 自転車発電の活用方法などについてよくある質問をまとめてみました。

 なお、自転車発電装置は、(有)ひのでやエコライフ研究所で貸出、製造代行を行っています。

 また、作り方は、鈴木靖文環境のページに掲載しています。

自転車発電で何を動かすことができますか

 人力で発電ができる最大は100W程度です。1分以上継続して発電をしようとするなら50W程度でも大変だと思います。

 家電製品をつける場合には、消費電力を確認することで動くかどうか確かめることができます。また、インバータ式の電気器具については、本体に付属するインバータとの相性が悪く、容量以下であっても動かない場合があります。

充電させることはできますか

 もともとオルタネータは自動車用のバッテリーと並列につないで使うものですので、充電は可能です。

 ただし、ホームページに掲載している仕組みでバッテリーをつなぐと、バッテリーから常にオルタネータの起動電流が流れ続けることになりますので、電気はたまりません。バッテリーに流れ込む方向でダイオードを1つつけることで、充電がされるようになります。

自転車を複数台をつないで発電させることはできますか

 そのまま並列につなぐと壊れます。

 0.1Ω、5W以上の抵抗をつけてから、オルタネータ出力を並列に接続すると、おおむね動きます。(5A流す場合、0.1Ωで0.5Vの電圧差が生じます。オルタネータの発電電圧に個体差がありますが、おおむねこの範囲に入っています。)

どれだけ電気を発電したのか表示する装置(インジケータ)はできますか

 「オルタネータ」を使った発電では、自転車をこぐスピードを速くしても遅くしても、発電できる量には変わりありません。接続した電気器具の消費電力分を発電するだけです。ちなみにスピードを速くすると軽くなり、遅くするとペダルが重くなります。

 発電した量(発電量=発電電力×時間)を示すのには、時間だけを計ればいいことになります。

 速くこぐと、より多くの電気を生み出すようにする場合には、オルタネータ以外のモーターを使う必要があります。ただしこの場合には、電圧等が一定しませんので、家電製品を動かすためには別途回路を設計する必要があります。

 こぐ速度に応じて「○○Wに相当」と順番にランプが点くような装置がありますが、たいていは発電した電気を利用してつけているわけではなく、抵抗負荷に応じたランプ点灯をしているだけになります。

エアロバイクに接続することはできますか

 できると思います。エアロバイクは適度な負荷をかけているのですが、その分を止めて、回転をオルタネータに伝えることで同じことができます。ただし、試していませんので、接続できるかどうかは各自で試してみてください。

 ただし、自転車発電にする場合には、ペダルの負荷が一定になりにくい傾向があり、通常のエアロバイクとは使い勝手が少し変わってきます。

コンサートの電源として使うことはできますか

 各地で、自転車発電の電気を使ったコンサートイベントが開催されているようです。

 自転車発電1台の出力50Wなら、そこそこの音量が出ますが、高周波成分がたくさん含まれているので、アンプやスピーカに使う場合には、音質が落ちます。

震災の現場で使うことができますか

 現実的ではありません。燃料や乾電池等の支援のほうが望ましいです。

 コメント



  新規   最終更新のRSS