Ecolife情報 > 家庭の対策

概要

 太陽の光を電気に変える装置が太陽光パネルです。家庭で消費する量をまかなうほどの電気を生み出すことができ、非常に環境面で望ましい装置です。

 車や電車などで走っていると、時々太陽光パネルを屋根に乗せた家をみかけるようになりました。設置価格が高いために、現在の普及率はまだ1%に達していませんが、自治体によっては飯田市のように3%を超える設置率のところも出てきています。

 環境負荷

 「太陽光パネルを作るために多くのエネルギーがかかるので望ましくない」という議論がされたこともあります。しかし製造に必要なエネルギーはほぼ2〜3年程度でもとを取れる程度ですので、寿命が15年以上あることを考慮すると、「望ましい」装置と言えます。

 価格

 大量の電気を生み出すことができますが、現在の設置価格は200万円以上(3kWタイプ)と高いため、利息無しとしても、元をとるためには50年以上かかります。

 なお、国の補助は2005年度でうち切られてしまいましたが、自治体で補助している例はあります。

 それでも、1995年ころは600万円程度していましたので、安くなってきています。新しいパネル大量生産プロセスが実用化されましたので、今後も安くなることが考えられます。

 寿命

 環境面でいいのか、価格的に元をとれるのか、の議論のためには、いったい太陽光発電の寿命がどれだけなのか検討する必要があります。まだはっきり寿命が示されているわけではありませんが、20年以上の稼働実績はあります。むしろ、電気を家庭用の交流に変換する装置の寿命が短いようです。

おすすめの家庭

 太陽光があたる一軒家をお持ちの方なら、環境負荷削減の観点からはおすすめです。ただし、200万円以上の初期投資が必要ですので、余裕のある方になるかと思います。


  新規   最終更新のRSS