&pgid(,Ecolife情報); > &pgid(,家庭の対策);

* 買い替え時に最も省エネ型のエアコンを選びましょう [#z9b7f873]

#ref(E12 (冬)気温が氷点下にならない時期はストーブ・ファンヒータではなくエアコンで暖房をする/aircon1199.JPG,right,around,エアコン)

 エアコンの省エネ技術は進んでおり、10年前に比べて、電気の消費量が半分程度にまで下がっています。

 買い替えをするときに、いちばん省エネ型のものを選ぶことができれば、使っている間は何も気にしなくても、大幅に省エネができることになります。しかも、電気代が安くなりますので、多少省エネ型機種の値段が高くても、元をとれる場合があります。

 特に最近の機種は、暖房性能が向上しており、暖房でもエアコンを使うと、省エネ型のメリットがよく出てきます。
 また、あわせて暖房でもエアコンを活用すると省エネになります。ガスや灯油の暖房にくらべて、同じだけ暖房をしたときの環境負荷は半分以下になります。特に最近の機種は、暖房性能が向上しており、床までしっかり暖める機能がついています。


** 効果 [#ebb0bd3d]

暖房もエアコンでしている場合

||電気の削減(kWh)|光熱費の削減(円)|二酸化炭素排出量の削減(kg)|
|1年の削減|410|9,100|160|
|1年の削減|RIGHT:410|RIGHT:9,100|RIGHT:160|

-木造8畳間で、冷房2ヶ月、暖房3ヶ月、1日8時間エアコンを使った場合の設定です。
-取り替え前のエアコンの性能として、COP値3.00と仮定しています(1990年頃の標準的機種)。
-取り替え前には、年間およそ17,000円の電気代がかかっていたと想定されます。


冷房のみで暖房を使っていない場合

||電気の削減(kWh)|光熱費の削減(円)|二酸化炭素排出量の削減(kg)|
|1年の削減|RIGHT:90|RIGHT:2,000|RIGHT:35|

-木造8畳間で、冷房2ヶ月、1日8時間エアコンを使った場合の設定です。
-取り替え前のエアコンの性能として、COP値3.00と仮定しています(1990年頃の標準的機種)。
-取り替え前には、年間およそ5,000円の電気代がかかっていたと想定されます。

http://ksk.tank.jp/ (家電買い替え診断)で具体的な削減効果を調べられます。

-2.2kW型(主に6畳用)の最高性能機種 http://ksk.tank.jp/index.cgi?t51=22&j=63
-2.5kW型(主に8畳用)の最高性能機種 http://ksk.tank.jp/index.cgi?t51=25&j=63
-2.8kW型(主に10畳用)の最高性能機種 http://ksk.tank.jp/index.cgi?t51=28&j=63
-4.0kW型(主に14畳用)の最高性能機種 http://ksk.tank.jp/index.cgi?t51=40&j=63


** 費用 [#y76063ce]
 省エネ性能の高いエアコンは、10万〜20万円程度します。普及機種では10万円以内のものが出回っていますので、販売価格では5〜10万円程度高くなる可能性があります。

 また、省エネ性能で、4つ★以上の製品を購入すると、6000点〜9000点のエコポイントが還元されます。

 ただし光熱費が安くなりますので、販売価格の差の分だけ負担しないといけないというものではありません。

** 関連の取り組み [#fc35abfc]
 エアコン以外にも、省エネ性能が高い家電製品はたくさん出回っています。&pgid(,E09 買い替え時には、最も省エネ型の冷蔵庫を選ぶ);や、&pgid(,E15 同じ大きさで、液晶などより消費電力の少ないテレビを購入する);なども、参考にしてください。

 また、暖房でもエアコンを使うと省エネになります。&pgid(,E12 (冬)気温が氷点下にならない時期はストーブ・ファンヒータではなくエアコンで暖房をする);を参考に、暖房でも活用してみてください。特に最近のエアコンは暖房機能が充実しており、暖房でもエアコンを使うようにすると、多くの場合に十分元がとれるようになります。

** 導入のしかた [#q0009ec5]
 電器屋さんの店頭で並んでいるものや、カタログには、どれが省エネ性能が高いかが表示されています。

 エアコンでは、「年間電気代」「年間電気消費量」「エネルギー消費効率(COP)」「省エネ達成率」が指標となります。電気消費量は値が小さいほど、エネルギー消費効率や省エネ達成率は値が大きいほど省エネ性能が高いことになります。
 エアコンには★マークのついた、統一省エネラベルが参考になります。★の数の多いものを、できれば5つ★のものを選んでください。

 このほかに、「年間電気代」「年間電気消費量」「エネルギー消費効率(COP)」「省エネ達成率」が指標となります。電気消費量は値が小さいほど、エネルギー消費効率や省エネ達成率は値が大きいほど省エネ性能が高いことになります。

 なお、エアコンの年間電気消費量、年間電気代は、夏3.6ヶ月、冬5.5ヶ月使用し、1日18時間つけることを前提に測定されたものです。ふつうの家庭の使い方からすると、多めの値がでてきます。

 エネルギー消費効率値は、3から6程度の数値です。電気がもっているエネルギーの何倍の冷気や暖気を供給することができるのかを示す数値になり、値が大きいほど、エネルギーを有効活用できることになります。

 また、暖房でも活用するにあたっては、性能の低い機種と高い機種では大きな差が出てきます。店頭表示やカタログで暖房能力のところを見てみると、(0.8〜7.6)といった括弧書きで数値が示されています。最も大きな数値が最大能力(kW)で、これが大きいほど、暖房をつけたときに暖まりやすくなります。性能の高い機種と低い機種の違いは、この最大能力の違いに出ています。

 電気ストーブの最大出力は1kW、ガスファンヒーターなども最大で4kW程度ですので、それらよりはるかに強力に暖めます。


** おすすめの家庭 [#jff2e665]

 そろそろエアコンの買換を考えている家庭におすすめです。なおエアコンの寿命は10年ほどありますので、それ以内の方は、できれば修理して使うようにしてください。

 古いエアコンであっても、年1〜2回程度しか使わないといった、頻度が低い場合には、買い替えによる削減効果はあまり出ませんが、暖房をよく使う場合には、エアコンで暖房することと合わせて、ぜひ省エネ型を選んでください。


** コメント [#ne72f9e7]
#comment


  新規   最終更新のRSS