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* 電気給湯器を、エコキュートに置き換える [#vac92e8d]

　給湯の方法にはガスと電気がありますが、電気で給湯をする時には、エコキュートと呼ばれている、ヒートポンプ方式の方が省エネになります。
　電気温水器を使うと、他の給湯器に比べて、環境負荷が極端に大きくなります。同じ量のお湯を使ったとしても、ガスの給湯器に比べておよそ2倍の二酸化炭素が出てきます。これは、火力発電所等で電気に変換するときに、石油や石炭の持っているエネルギーの6割が捨てられ、わずか4割しか電気に変換されないという効率の悪さが関係しています。電気をそのまま熱として使うのは、もったいない方法です。

　電気給湯機もエコキュートも深夜電力で温水を作り、貯蓄するというのは同じですが、温水の作り方に大きな差があります。
　最近よく宣伝されているエコキュートは、同じように電気でお湯を沸かす装置ですが、外気の熱を活用してお湯を沸かす仕組みになっており、もともと電気が持っているエネルギーの3〜4倍程度のお湯を沸かすことができます。

　ポイントは、「燃料が持っているエネルギー以上に熱を生み出すことはできない」ということです。
　これならば、理論上はガス給湯器よりも二酸化炭素排出量が少なくなります。

　電気給湯器は、電気で発熱機を動かして、その熱で水を温めて温水を作ります。つまり電気を熱に変えて使用しているため、電気が持っているエネルギー以上の熱を得ることができません。
　最近オール電化の宣伝が多くなっていますが、もしオール電化にするのなら、必ずエコキュートを組み合わせてみてください。また旧式の電気温水器を使っている場合には、はるかに環境負荷の小さいエコキュートに切り替えるのがいい方法です。

　一方、エコキュートは、電気を熱に変えている装置ではなく、屋外の熱を屋内に送り込む機能を果たしているため、電気が持っているエネルギーの3倍から6倍も熱を得ることができるということです。
**　効果 [#i5f325f6]
　電気温水器をエコキュートに置き換えると、電気の消費量は3分の1になります。

　エコキュートは仕組みとしては非常に優れていますが、まだまだ機器としては高価なものです。新築等でオール電化を考えているのなら、省エネのためにもエコキュートを選択肢の一つとするのはどうでしょうか？
||電気の削減(kWh)|光熱費の削減(円)|二酸化炭素排出量の削減(kg)|
|1年の削減|360|2,500|140|

**　効果 [#i5f325f6]

**　費用 [#ydb2733e]
　エコキュートの価格は、電気温水器に比べて高く、およそ40〜60万円程度します。ただし設置費用に対して補助金が出ますので、尋ねてみてください。
　
**　関連の取り組み [#n9cb2940]
　ガス給湯器の買い替えについての取り組みとして、[[E63 給湯器を潜熱回収型の給湯器に置き換える]]といった取り組みもあります。

**　導入のしかた [#pd30c70a]
　値段が高いので、まずはホームページやメーカーなどからパンフレットなどを取り寄せ、メーカーや工務店の比較検討をしてみてください。。
　値段が高いので、まずはホームページやメーカーなどからパンフレットなどを取り寄せ、メーカーや工務店の比較検討をしてみてください。

**　おすすめの家庭 [#uf909ab1]
　オール電化を検討している家庭、もしくはすでに電気温水器を導入している家庭におすすめです。

　ガスや灯油の給湯器が導入されている家庭の場合には、むしろ[[E63 給湯器を潜熱回収型の給湯器に置き換える]]方法や、[[E07 太陽熱温水器を設置して利用する]]ほうが効果的になる場合があります。

**　コメント [#g7e5d865]

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