[[Ecolife情報]] > [[家庭の対策]]
#author("2021-05-05T12:30:47+00:00","hinodeya","hinodeya")
&pgid(,Ecolife情報); > &pgid(,家庭の対策);


* 給湯器を潜熱回収型の給湯器に置き換える [#q97ada53]

 給湯の方法にはガスと電気がありますが、ガスで給湯をする時には、潜熱回収型の方が省エネになります。
 潜熱回収型のガス給湯器は「エコジョーズ」、灯油給湯器は「エコフィール」という愛称がつけられています。エコジョーズは2000年から販売が開始されました。

 潜熱回収型ガス給湯器は、従来のガス給湯器では利用されていなかった燃焼排気ガスに含まれる排熱からも熱を取り出して、給湯に利用するという仕組みを採っています。
#ref(p10.jpg,center,60%,エコジョーズ・エコフィール)

 そのため、従来型と比較すると同じだけガスを使用してもより多くの熱を給湯に使うことができるため、給湯器を置き換えるだけで省エネの効果があります。

 潜熱回収型給湯器は、従来の給湯器では利用されていなかった燃焼排気ガスの熱を回収して、給湯に利用するという仕組みを採っています。形状は既存のガス給湯器、灯油ボイラーとほぼ同じです。

 従来型ではガスや灯油が持っているエネルギーの8割弱程度しか温水として利用できなかったものが、およそ95%を給湯熱として利用することができます。同じだけお湯を使っていても15%程度の省エネになります。排気ガスとして「捨てられていた熱を4分の1にした」といったほうがわかりやすいでしょうか。

** 効果 [#d9accc2e]
現在都市ガスでお湯を沸かしている場合
||ガスの削減(m3)|光熱費の削減(円)|二酸化炭素排出量の削減(kg)|
|1ヶ月の削減|RIGHT:4|RIGHT:500|RIGHT:9|
|1年の削減|RIGHT:50|RIGHT:6,000|RIGHT:110|

現在灯油でお湯を沸かしている場合
||灯油の削減(L)|光熱費の削減(円)|二酸化炭素排出量の削減(kg)|
|1ヶ月の削減|RIGHT:5|RIGHT:280|RIGHT:13|
|1年の削減|RIGHT:60|RIGHT:3,000|RIGHT:150|

** 費用 [#v5872f44]
 

 既存の給湯器に比べてやや値段は高めですが、20〜40万円程度で設置ができます。直接インターネットで注文をすると13万円程度から販売されています。%%また、潜熱回収型給湯器には、国から補助が出ています。(現在は終了)%%

 %% エコジョーズ補助:都市ガス振興センター(平成20年度は9月で枠が埋まってしまいました) http://www.gasproc.or.jp/condensing/index.html、 エコフィール補助 http://ecofeel-hojo.paj.gr.jp/ %%

** 関連の取り組み [#u5e416d3]
 電気給湯器の買い替えについての取り組みとして、[[E62 電気給湯器を、エコキュートに置き換える]]といった取り組みもあります。

 &pgid(,E07 太陽熱温水器を設置して利用する);取組みと併用することができ、CO2を大きく減らすことにつながります。

 電気給湯器の買い替えについての取り組みとして、&pgid(,E62 電気給湯器を、エコキュートに置き換える);といった取り組みもあります。ただし、ガスや灯油からエコキュートに置き換える場合には、必ずしも環境負荷が低減されるわけではありません。ご注意下さい。

** 導入のしかた [#pcb49270]
 値段が高いので、まずはホームページやメーカーなどからパンフレットなどを取り寄せ、メーカーや工務店の比較検討をしてみてください。。

 給湯器の付け替え工事を頼むときに、「エコジョーズ(エコフィール)でお願いします」と一言伝えてください。


** おすすめの家庭 [#r9046054]

 ふだんのお湯の消費量が少ない家庭や、家族が帰省したときに極端に多くのお湯を使う可能性がある家庭におすすめです。エコキュートのように湯切れの心配はありません。

** コメント [#xd99cbab]

#comment


  新規   最終更新のRSS