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** エネルギー版エンゲル係数

 エンゲル係数とは、家計支出に占める食費の割合を示しているもので、この割合が高いほど貧困度が高いとされています。収入が少ないばいには贅沢品にかけるお金を削ることになる一方で、食費は削ることができないため、こうしたやむを得ない支出の割合が貧困度の指標として使われることがあります。日本では現在25%程度ですが、途上国では50%以上となる国もあります。

 食費と同じように、光熱費も生活に必需の支出ということができます。省エネによって減らすという工夫は可能であるとしても、この割合が大きいことは生活の負担が大きいことを意味します。

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 実は日本のエネルギー版のエンゲル係数が、現在過去にないレベルで上昇しているのです。

 石油価格の高騰で混乱が起こったオイルショックの時代よりも高く、現在は7%を超えてきています。原子力発電所事故以降の価格高騰も理由としてあげられますが、この上昇傾向は1990年ころから徐々に進んできているものです。

 エネルギーに頼る生活に慣れてしまい、生活がエネルギーに制約されてしまうのも困ったものです。

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