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アルミ蒸着シート(銀マット)を浮かべるときアルミ面は上下どちらがいい

結論

 下面がいい。

お湯の熱が失われる方法

 浴槽のお湯から空気に熱が逃げるのは表面の温度差によります。通常熱が逃げるのは、伝熱(接触しているものどうしで熱が伝わる)、輻射(接触してなくても赤外線などが放出され移動する)、そして今回は補助的な役割を担っている対流(熱いお湯が上昇する)です。

 ただ、お風呂のお湯が冷めることについては、もうひとつ表面でのお湯の蒸発により熱が奪われる分も加わります。

 アルミシートはどのように熱移動を防いでいるのか

 アルミ蒸着シートはこの3種類の熱ロスにそれぞれ対応しています。

1)水分を通さない

 表面を乾いた状態にするために、「蒸発熱」を防ぎます。

2)輻射を防ぐ

 アルミ表面で輻射放熱と取得を防ぎます。

3)伝導熱を防ぐ

 アルミ蒸着面は薄く、伝導熱を防ぐ効果は全くありません。スポンジの部分に空気が入っており、これが表面と裏面の熱の移動を防いでくれます。もしスポンジ部分が濡れてしまうと効果がほぼなくなります。

 じゃあ上下どちらがいいの

 水をはじいて吸収しない断熱層とアルミ層でできている場合、熱の伝わり方だけを考えるのであれば、アルミ面を水やものに接しない、空気側である上面にしたほうが伝わりにくくなります。

 「熱を反射する(吸収しない)」というイメージがありますが、原理上同じだけ「熱を表面から輻射しない」ことになります。水も断熱層も輻射熱を吸収しますので、アルミで反射しようにも、役に立たないことになります。

 ただ問題は、どうしてもスポンジ層が水を吸ったり、水蒸気がスポンジ層内で凝結したりするために、断熱効果が落ちてしまうことがあります。アルミ面のほうが温度が低いために、スポンジ層側が暖かいと、中で結露が起こってしまう仕組みです。

 このため、アルミ面は下がいいということです。風呂の場合にはアルミじゃなくても水を通さないビニール層でもいいかもしれません。

2018/10/30

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Last-modified: 2018-10-30 (火) 09:50:54 (50d), by 有限会社ひのでやエコライフ研究所