「こうしたらエコライフができる」といった情報は、世の中にたくさん出回っています。特に家庭の省エネ(温暖化対策)を中心に、根拠を示しながら、楽しい取り組みの工夫と、基礎的な情報を整理していきます。
2015年12月に合意されたパリ協定では、21世紀中に化石燃料をほぼ使わない世界を実現するとしています。日本も2050年(33年後)には温室効果ガスを8割減の目標を掲げています。将来の子どもたちに豊かな世界を残すために、「いままで」とは違った新しい社会へ転換が始まっており、途上国をはじめ地方自治体や企業の動きが活発になっています。
図:日本全体と家庭のCO2排出量推移と削減目標(1990年=100,最新2015年度)国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィスのデータ等をもとに作成
エコライフというと、地球環境のために「がまんを強いられる」、「不自由になる」、「高いものを買わされる」などのイメージがないでしょうか。
どれも誤解です。
自分の生活を見直してみると、無駄にエネルギーを使っていることが見つかるものです。意味なく料金を支払うのは、もったいない話です。
技術や制度も大きく変わっています。省エネ型の機器も出回ってきていますし、エネルギーを自分たちで作りだすこともできるようになっています。買い替えの時期を迎えた時、家の立て替えをする時、ぜひ環境性能を考慮して選んでください。環境負荷を減らしながら、お得で快適な生活ができる可能性があります。
CO2排出をゼロにする技術は、十分に用意されています。あとは、家庭として、社会全体として、賢く選んでいくことが求められています。
地球温暖化対策では、途上国が省エネや再生可能エネルギー導入に熱心です。省エネ先進国と言われていた日本ですが、世界に少し遅をとっているのが現状です。
特に効果の大きい対策を紹介します。
クイズ形式でまとめています。また講演などでよく質問されることをよくある質問にまとめています。
自分の家庭で取り組みをしてみたい方はぜひどうぞ。自分の生活を調べることで、効果的な対策も見えてきます。
当初からの開発の経緯は「家庭の省エネ診断」で紹介しています。うちエコ診断もあります。
効果がありそうなものを紹介します。
省エネをうたっていますが、効果がでない可能性があるもの。特定の家庭に限られるものを紹介します。通信販売でよく見かけるが製造元が記載されていないもの、訪問販売しているものに時々みかけられます。