#author("2017-08-15T00:02:48+00:00","hinodeya","hinodeya")
#author("2017-08-23T05:33:13+00:00","hinodeya","hinodeya")
&pgid(,Ecolife情報);

* エコライフよくある質問 [#sb03e16d]

 講演会などでよく尋ねられる質問についてまとめてみました。

#contents

**家電製品はまだ使えるのに買い替えたほうがいいのですか?

 エアコン、冷蔵庫、テレビなどの家電製品の省エネ性能は1990年ころから上がり続けています。最近の約10年間でも、テレビなら6割以上、冷蔵庫でも4割以上省エネになっていますし、白熱電球をLEDにつけかえるだけでも8割以上の削減になります。国が家電製品の買い替えの情報サイトとして公開している「しんきゅうさん」では、「今どき、こわれるまで使うのはもったいない」とまで言っています。

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[http://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/ しんきゅうさんhttp://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/]
#ref(sinkyusan.png,center,80%)
CENTER:[http://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/ しんきゅうさんhttp://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/]

 でも、異音などがせず、機能を発揮しているのであれば、買い替えることで廃棄の問題も発生しますし、製造のエネルギーも多くかかります。20年以上前の大型冷蔵庫、15年以上前の大サイズエアコン、10年以上前の大型テレビ、白熱電球、電気温水器の場合には、電気消費量も極端に違うので買い替えを考えてもらうのが適切ですが、それ以外であれば「大切に使う」という考え方も必要になってきます。

 では家電製品がリサイクルに回される平均年数はどれくらいかと言うと、10年から15年といったところのようです。液晶テレビが短いですが、まだ普及して間もないために廃棄されている商品が若いだけのようです。

-エアコン 14.9年
-冷蔵庫 15.0年
-洗濯機 11.6年
-テレビ(ブラウン管) 14.1年
-テレビ(液晶・プラズマ)6.5年

[http://www.aeha.or.jp/sitei/pdf/24_keikanensuu.htm 使用済家電4品目の経過年数等調査2013年]

 店頭で販売されている機種の、新しい機能がめじろおしで、なんとなく「そろそろ買い替えかな」と思ってしまうところがありますが、もう少し待って、より良いものを選ぶようにしてみてください。

 3D(立体動画)テレビ、マイナスイオン、など一世を風靡したものの、忘れ去られているもしくはメーカーにとってもお荷物となっている機能はたくさんあります。いいものは何か、ぜひ見極めて長く使えるものを選んでいって下さい。


RIGHT:2018/08/15

**こたつも省エネのことを考えて買い替えたほうがいいのですか? [#d13c45af]

 こたつは、省エネ性能があがっているわけではありませんから、省エネの観点からは、買い替える必要はありません。

 同じように省エネ性能があがっていない機器としては、ストーブ(電気・ガス・灯油)、電子レンジ、トースター、扇風機などがあります。

 ただし、こうした電気やガス、灯油を使う器具は、長期間使用していると接触不良などが起こり、火災や事故の原因となる可能性があります。使っていて異常を感じた場合はすぐ使用を止めるほか、定期的に専門家のチェックを受けることが最低必要になります。

 最近の機器では、おおむね10年間を利用期間の想定とされ、その旨表示がされるようになっています。

 ちなみにこたつは、電熱器の部分を自分で取り替えることができるようになっています。電熱器の部分だけ、電気店やホームセンターで売られており、これを取り替えれば基本的にやぐらは長期間利用できます。

RIGHT:2009/12/09


** エアコンなど製造時・廃棄時に使われるエネルギーはどのくらいなのですか [#ndb2b0c2]

 省エネ型に買い替えするほうが、家のエネルギー消費は少なくなりますが、製品を製造するため、廃棄するためにエネルギーがかかってしまいます。

 ダイキンがエアコンの製造・使用・廃棄時のCO2排出量をLCAという手法を用いて調査し報告をしています。これを参考にすると、使用時のCO2排出が95%以上を占めることになっています。同様に、冷蔵庫、自家用車などでも8〜9割以上が使用時という報告もあり、使用時点での省エネ性能の向上のほうが重要になります。

 ただし、エアコンや冷蔵庫では、フロン類が使われており、これが十分回収されてない実態があることが報告されています。フロン類の温室効果は非常に大きいため、これをCO2量に換算すると、製造・廃棄時のCO2換算排出量は倍増するとされています。さらに、エアコンの場合には、冷房のみに使用する家庭も多く、平均的な使用では、LCAで計算されている消費量の2割程度しか電気を消費していないとの推計もされています。

 これらを含めると、エアコンの場合には製造・廃棄にかかる温室効果は、使用時と同等レベルになってきます。省エネ型であっても、買い替えをすることでかえって環境負荷を増加させてしまう可能性があります。

参考:[http://www.daikin.co.jp/csr/environment/production/01.html ダイキン:空調機の省エネルギー性能向上]

RIGHT:2009/12/09

**オール電化は環境にいいのですか [#v6e83a21]

 オール電化全般でみると、ガスや灯油を使ったほうがCO2排出量が少なくなりますので、「環境にいいとは言えない」となります。

 これからオール電化にする場合には、以下の点に注意してください。

 給湯器としてエコキュートではなく、電気温水器を採用する場合には、確実に環境負荷を増やしますので、望ましくありません。

 また、世帯人数が2人以下であったり、毎日風呂をわかさない(たとえばシャワーだけですますなどの)使い方をする場合には、お湯の消費量が少な目である傾向があります。この場合には、貯湯槽での蓄熱ロスの割合が大きくなり、ガスよりも効率が落ちることが多々あります。

 もしオール電化にする場合には、もしくはすでにされている家庭については、こまめに温度設定を調節するよう心がけて下さい。お湯を毎日全て使い切るような使い方が省エネにつながり、残り湯があると効率が大きく落ちます。このため、温度設定を低めにしたり、次の日に使用しないことを決めている場合には、前日から加温を止めるなどの工夫が必要です。

 また、お風呂の追い炊きをせずに、熱い注ぎ湯で浴槽の温度を保つ方法をすると、構造上電気の消費量が抑えられるようです。

 詳しい事例調査などの報告は、&pgid(,オール電化);を参考にしてください。

RIGHT:2009/12/16


**エアコンはつけっぱなしにしておいたほうが省エネなのですか

 「点けっぱなしのほうが省エネ」の場合があるという意外性から、話が一人歩きしがちですが、実際には条件により、正しい場合もありますし、正しくない場合もあります。言葉にまどわされずに、配慮した使い方をしてください。

 しっかり実験をした結果は、以下の電力中央研究所のものがあります。連続運転により、点け消しを繰り返すより3割減という結果になっています。

http://criepi.denken.or.jp/setsuden/pdf/home20110804.pdf(電力中央研究所2011年)

 ただ、詳しく見てもらったらわかりますが、30分運転5分停止を繰り返す、かなり細かい操作の結果です。室温も「こまめに消す」ほうがやや低くなっており、その分も含めて消費電力が大きくなっているようです。あと1点注意が必要なのは、連続運転の平均消費電力が100Wと低く、Low-eガラスを使うなどかなり断熱性能の高い建物に相当します。

 一方、下の結果はダイキンによるもので、30分程度停止をするのであれば、点け消しのほうが省エネという結果になっています。

https://internetcom.jp/201410/daikin-cooling-experiment(ダイキン2014年)


【頻繁にON/OFFを繰り返さないほうがいいのは、ほんとう】

 グラフは貴重ですので参考にしてください。エアコンをONにするとしばらく消費電力が大きくなるのが見て取れます。冷媒の準備のために、電力が消費されています。また、最近のエアコンだと、停止した直後に毎回自動掃除運転が始まるものもあり、これも電力を消費します。

 このため、あまりこまめに止めないほうがいいのは事実です。冷房が効きすぎと感じたら、温度設定で調節を行ってください。照明やテレビなどは、こまめにON/OFFしても問題なく、エアコンとは扱いが異なります。

 どの程度頻繁なのかも大切な点ですが、この実験からも「トイレに出る」程度であれば止めないほうがいいのは確かです。ただ、1-2時間買い物に出かけてだれもいないといった場合には、条件によって止めておいた方が省エネになります。出かける直前に消すのではなく、しばらく前に消しておいても、冷気が残っているなかで準備するのも工夫のひとつです。


【連続運転が電気を消費するのも、ほんとう】

 「断熱ができた家」で「効くエアコン」を「締め切って」使うのであれば、上記の実験結果になります。寝苦しい夜に一晩中つけていても、それほど電気代がかからない場合があります。

 ただ、熱の流入が多い家・部屋では、連続運転でも多くの電気が消費され続けますので、消している時間があるほど省エネになります。夜になって外気温がさがってきたときに、どのタイミングでエアコンを切るのかは重要ですので、うまく判断してください。

RIGHT:2017/8/9

**パソコンはシャットダウンしないほうが省エネなのですか

 パソコンには、ONの状態、スリープもしくはサスペンド(待機状態)、OFFの状態(シャットダウン)など、複数の状態があります。待機状態では数W以下ですが消費電力が消費され、ゼロにするためにはOFF操作が必要です。

 ただし一度OFFにしてしまうと、スイッチを入れてから操作できるまでに時間がかかり、ハードディスクが動作するなど消費電力も多くなります。この分が無駄になるため、こまめにシャットダウンしているとロスをしている電気が多くなります。

 一方、スリープ状態からは、数秒で復帰することができるため、これを活用することで省エネにつながります。ON状態からくらべてもかなり省エネですので、トイレや立ち話などちょっとしたことでも、スリープをさせておくことが有効です。会社では、他のひとに操作させないようなセキュリティの面からも、こまめにスリープするほうがいいでしょう。操作しなければ一定時間後に自動的にスリープすることもできますし、電源ボタンにスリープを割り当てることもできます。

 ということで、長い間OFFはしないほうがいいとされてきましたが、最近のWindows10のSSDタイプでは、立ち上げ時間が10秒前後というものが多くなっています。こうしたタイプであれば、こまめにOFFする操作も省エネといえます。

 少なくとも、ONにしている時間が少ないのが省エネであることには違いありません。無駄にブラウザを眺めているなども、やめておいたほうがいいでしょう。

RIGHT:2017/8/9

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