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電気式の生ごみ処理機は使わないようにしましょう

 ごみ問題の解決策として、生ごみ処理機がすすめられている場合があります。自治体によっては、購入の補助をする場合もあります。

 しかし生ごみ処理機は、電気をたくさん消費するために、ふつうのごみとして処理するのに比べて環境負荷が大きくなります。生ごみ処理機を使うと、環境によくないことになりますので、使用は取りやめたほうが望ましいです。

 なぜ自治体で生ごみ処理機の補助をしているかと言えば、ごみ処理費用が安くなるためです。生ごみは家庭ごみの4割近くを占めており、これが家庭で処理してもらえると、自治体として安上がりになるので、少しくらい補助をしても損にはならないのです。ただし、ごみは減りますが、温室効果ガスの排出量は増え、環境には悪い結果となります。きちんとした自治体では、このことを理解していますので、「環境にいいので勧めます」とは言っていません。

 現在では家庭への普及率は5%程度と推計されます。およそ200万世帯として、年間240kWh使っているとなると、日本全体で年間5億kWh。省エネが叫ばれている時代に、10万世帯分の電気の消費量を増やしてしまいました。

 効果

電気の削減(kWh)光熱費の削減(円)二酸化炭素排出量の削減(kg)
1ヶ月の削減204408
1年の削減2405,30090

 費用

 生ごみ処理機を買わずにすみますので、その分も含めて安くなります。

 関連の取り組み

 生ごみは、現状では市町村の回収に任せるのが現実的です。もしベランダなどがありましたら、コンポストをして、プランターの肥料とすることもできます。ただしそれなりに虫がわきますので、ご注意下さい。比較的、ミニトマトなどはよく育ち、ごみから作った肥料でできたトマトは格別おいしいです。

 導入のしかた

 おすすめの家庭

 生ごみ処理機を使用している家庭はぜひおやめください。

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Last-modified: 2016-06-21 (火) 12:01:00, by 有限会社ひのでやエコライフ研究所