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店舗省エネのススメ(照明編・その1)

  • 2009年7月 6日(月) 15:26 JST
  • 投稿者:
    h-yamami
  • 閲覧数
    3,972
コラム-山見

 店舗におけるエネルギー消費は業種にもよりますが、「照明」「冷暖房」「ショーケース・冷凍冷蔵庫」が大きな割合を占めています。それらの使い方・設置の工夫や、機器リプレースにより、大幅なCO2排出と光熱費の削減を見込むことができそうです。

●店舗照明のエネルギー消費

 店舗における照明のエネルギー消費は、業種によらず、一定大きな割合を占めています。上の円グラフは、弊社が行った店舗省エネ診断調査の結果から推計した光熱費の内訳例です。これをみると、「照明」によるエネルギー消費は、全体の約4割となっており、店舗の省エネを進める上で、照明の対策は非常に重要であることがわかります。

 

●エネルギー消費の大きい理由

 店舗照明によるエネルギー消費が大きい理由としては、一般的に以下のことが考えられます。

?点灯時間が長い
店舗では開店から閉店まで、短くても1日約10時間程度は点灯しています。

?照明の数が多い
店内全体を照らす照明の他に、個別商品を照らすスポットライト、ショーケース用、看板用など数多くの照明が使われています。

?消費電力の大きい照明が使われている
スポットライトなどでは、ハロゲンライトやレフ型の白熱電球など、消費電力の大きい照明が使われていることが多くあります。

 

●無駄な照明のチェックとお手入れ

 省エネ型照明を導入する前に、お店の中で照明の光が無駄になってしまっている場所はないでしょうか?使用時の無駄を減らすだけでも、省エネは可能です。また、照明器具の定期的な清掃も明るさを保つために重要となります。ぜひ一度チェックしてみてください。

□棚などの影になっていないか?
□不要な場所を明るく照らしていないか?
□昼間の照明がいらない時間帯についていないか?
□照明器具の定期的な清掃をしているか?


●省エネ型照明の導入で4~8割の削減が可能

 店舗では、照明の数が多く、点灯している時間も長いため、適切な省エネ型照明を導入することで、4~8割の電気代削減が期待できます。照明が省エネ型になると、熱の発生も少なくなるため、ショーケースや冷房の省エネにもつながります。導入費用については、早いもので1年以内、遅いもので4~7年で回収することができます。

 

●省エネ型照明導入による削減効果

 今回は、白熱電球やスポットライトについて、省エネ型の照明に置き換えるとどの程度電気代を削減できるのか、いくつかの計算例を紹介します。なお、ここではすべて、10灯の照明を1日に10時間、1年間で300日点灯したとして計算しています。また、電気料金への換算は、1kWhあたり22.2円で計算しました。※販売価格は目安です。

 

●白熱電球をお使いの場合

 これまで、一般照明としてよく使用されてきた白熱電球ですが、最近では、電球型蛍光灯への置き換えもずいぶんと進んできたようです。電球型蛍光灯は、白熱電球と比べて消費電力が5分の1となり、また販売価格も安くなってきています。店舗内において、白熱電球を長時間数多く使用している場合は、大変効果的となります。


●ハロゲンランプをお使いの場合

 商品を照らすためのスポット照明としては、口金E11タイプのハロゲンランプ(ダイクロイック・ミラーハロゲン)が多く使用されています。消費電力が約半分の省エネ型のハロゲンランプもありますが、ここでは、最近に注目されているLEDスポットライトを紹介します。価格はハロゲンランプの10倍とまだ少し高価ですが、消費電力が10分の1以下となるため、ランニングコストが非常に安く、また、寿命が長いため3年以上の期間で使用すれば、元がとれる計算となります。


●白熱レフランプをお使いの場合

 口金E26を使用したタイプのスポット照明では、反射鏡のついた白熱電球(白熱レフランプ)が使われることがあります。省エネ型のものとして、現在では、電球型蛍光灯に反射鏡をつけた蛍光灯式レフランプがあります。電球型蛍光灯と同様に、消費電力は5分の1となり、価格も安くなっていますので、大変効果的となります。ただし、蛍光灯式は、発光する光の波長の違いから、白熱レフランプの場合と比べ商品の色に若干の違いがでることがあります。たとえば、衣類店など商品の色を重視する場合は、一部だけ交換して実際に確認してみることおすすめします。


●食品用ハロゲンランプをお使いの場合

 生鮮食品店などでは、食品の色味を強調するための専用のハロゲンランプが使用されています。また、消費電力も100?150Wと非常に大きなものとなっています。食品用に対応した省エネ型スポット照明には、HID(高圧放電灯)型照明があります。専用の安定器が必要となりますので、初期投資は大きくなりますが、従来のハロゲンランプと比べて発光効率が高く、消費電力は約5分の1になります。また、ランプの寿命も約4倍となっています。


●光の色やランプのサイズに注意

 最近の電球型蛍光灯やLED照明は、白熱電球やハロゲンランプの出す光と非常に近い色を出すことができるようになりました。しかし、光の波長をくわしくみてみると、白熱電球やハロゲンランプとは少し異なった光を出しているのです。

 そのため、照明を省エネ型のものに交換することによって、商品の色が、以前と少し異なって見える場合もあります。省エネ型照明導入による削減効果のところでも、少し触れましたが、生鮮食品店や衣料品店などでは注意する必要があります。

 また、省エネ型のランプは点灯回路が内部に入っており、ランプのサイズが以前のものよりも少し大きくなっている製品もあります。そのため、付け替えてみると、少しはみ出してしまうこともあります。あらかじめランプの光の色やサイズを確かめてから交換する方がよいでしょう。

 

 次回は、店舗内全体を照らす照明として多く使われている「蛍光灯」の省エネについてご紹介します。

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